不眠症

睡眠薬の副作用とは?眠気・ふらつき・健忘など起こりうる症状を解説

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睡眠薬の副作用は薬の種類や作用時間によって異なる

睡眠薬は、種類によって作用時間や仕組みが異なるため、現れやすい副作用にも違いがあります。

たとえば、作用時間が長い睡眠薬では、翌朝まで眠気やだるさ、ふらつきが残ることがあります。

一方で作用時間が短い睡眠薬では、飲んだ後に起きたまま活動すると、健忘やもうろう状態が起こる場合があります。

そのため、睡眠薬の副作用を確認する際は、単に症状だけを見るのではなく、薬の作用時間や服用後の過ごし方もあわせて確認することが大切です。

睡眠薬の特徴注意したい副作用
作用時間が長い睡眠薬翌朝の眠気、だるさ、ふらつきなど
作用時間が短い睡眠薬健忘、もうろう状態、服用後の記憶が残りにくいなど

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睡眠薬で起こりやすい主な副作用

睡眠薬で起こりやすい副作用には、眠気やふらつきなどの神経系の症状のほか、頭痛、だるさ、吐き気、口の苦味などがみられる場合があります。

ここでは、服用中に比較的気づきやすい副作用を症状別に解説します。

翌日まで眠気が残る

睡眠薬の作用が翌朝まで残ると、起きた後も眠気やぼんやり感が続くことがあります。

これにより、仕事や家事、運転中の集中力が下がりやすくなるため注意が必要です。

また、睡眠薬の作用時間が生活リズムに合っていない可能性もあるため、翌日の眠気やぼんやり感が続く場合は早めに医師に相談してください。

ふらつき・転倒リスク

睡眠薬を服用した後は、眠気が強まるだけでなく、体の動きや反応が普段より鈍くなることがあります。

その影響でバランスが取りにくくなり、ふらつきの危険が高まるため注意が必要です。

とくに夜間にトイレへ行く際は、暗さで足元が見えにくく、転倒しやすくなります。

高齢の方は骨折につながるおそれもあるため、夜間に移動する際は足元を確認しながら、ゆっくり行動しましょう。

健忘、服用後の記憶が残りにくい

睡眠薬を飲んだ後、すぐに眠らず活動を続けるとその間の記憶が残りにくくなることがあります。

たとえば、メールを送った記憶がない、食事をしたことを覚えていないなど、後から自分の行動に気づく場合もあります。

めまい、頭痛、だるさ

睡眠薬は、眠気以外にも副作用として「めまい、頭痛、だるさ」などの不快な症状が現れることがあります。

これらの不調があると、体を動かすのがつらくなり、仕事や家事に影響する場合があります。

症状が軽く短時間でおさまることもありますが、普段の生活に支障が出るほど続く場合は注意が必要です。

めまいや頭痛、だるさが続くときは、服用した時間や症状の強さを記録し、医師に相談してください。

吐き気や胃の不快感

睡眠薬の種類によっては、自律神経や消化管の働きに影響し、吐き気や胃の不快感、口の渇きなどの副作用が出ることがあります。

症状が軽い場合は自然におさまることもありますが、不快感が続くと食事や水分補給に影響することもあります。

吐き気や胃の不快感が続く場合は、我慢して飲み続けず、医師に相談してください。

口の苦味や味覚の違和感

睡眠薬の種類によっては、副作用として味覚の違和感が出ることがあります。

とくにエスゾピクロンなどでは、服用後や翌朝に味覚障害として口の中が苦く感じられる場合があります。

味の感じ方に違和感があると、食事がおいしく感じられず、食欲が低下することもあります。

症状が続いてつらい場合は、自己判断せず、医師や薬剤師に相談してください。

睡眠薬の副作用が出やすくなるケース

睡眠薬の副作用は、同じ医薬品を使っていても、飲み方や体の状態によって出やすさが変わります。

とくに、服用後に起きたまま過ごしたり、睡眠時間が十分に取れない場合は、健忘や翌朝の眠気につながりやすくなります。

ここでは、睡眠薬の副作用が出やすくなるケースについて解説します。

服用後すぐに寝ていない

睡眠薬を飲んだ後に活動を続けると、健忘やもうろう状態、ふらつきなどが起こりやすくなります。

服用後は徐々に眠気が出始めるため、意識がはっきりしているつもりでも、記憶や判断力、体の反応に影響が出ます。

そのため、服用後に起きたまま過ごしていると、自覚のない行動や転倒につながるおそれがあります。

十分な睡眠時間を確保できていない

睡眠薬を服用する際は、眠気やだるさを翌朝に残さないためにも、十分な睡眠時間を確保する必要があります。

睡眠薬の作用が残っているうちに起きると、体が十分に休まらず、仕事や運転、家事などに集中しにくくなります。

このような副作用を避けるためにも、翌朝早い予定がある日や、夜間に起きる必要がある日の服用には注意してください。

ほかの薬や成分と併用している

睡眠薬は、ほかの医薬品や成分と併用すると、副作用が強く出ることがあります。

服用中の薬がある場合は、睡眠薬を使用する前に医師や薬剤師へ確認しましょう。

詳しくは、睡眠薬の飲み方を解説した記事で紹介します。

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高齢者や持病がある人

高齢の方や持病がある方は、睡眠薬の副作用が強く出やすい傾向があります。

高齢の方は、年齢を重ねることで医薬品の成分を分解したり、体外へ排出する働きが低下しやすく、眠気やふらつきが残りやすくなります。

また、肝臓や腎臓の病気がある方は医薬品の処理に影響が出やすく、呼吸器の病気がある方は睡眠薬によって呼吸が弱まりやすくなるため注意が必要です。

高齢の方や、肝臓・腎臓・呼吸器の病気がある方は、必ず服用前に医師へ伝えてください

注意が必要な副作用と受診の目安

睡眠薬の副作用には、軽い眠気や一時的なふらつきではなく、早めに受診したほうがよい症状があります。

・強い眠気や意識のぼんやり感が続く
・もうろう状態や記憶がない行動がある
・息苦しさや呼吸の異常がある
・発疹、かゆみ、顔やのどの腫れがある
・強いだるさや、皮膚、白目の黄ばみがある

これらは、健忘、もうろう状態、睡眠随伴症状、精神症状、依存や耐性のサインとなる場合があります。

症状が一度でも強くあらわれた場合や、同じ症状が続く場合は、早めの受診を検討してください。

強い眠気や意識のぼんやり感が続く

睡眠薬を使用した後に、通常の眠気を超えた強い眠気や、意識のぼんやり感が続く場合は注意が必要です。

このような状態では、周囲の状況を正しく判断しにくくなり、転倒や事故、思わぬ行動につながる恐れがあります。

とくに、家族から様子がおかしいと指摘された場合や、翌日になっても意識がはっきりしない場合は、放置しないことが大切です。

息苦しさや呼吸の異常がある

睡眠薬を使用した後に、息苦しさや呼吸の浅さ、呼吸が止まるような感覚がある場合は、早めに医師へ相談してください。

一部の睡眠薬では、筋肉の緊張をゆるめたり呼吸を抑える作用により、睡眠中の空気の通り道が狭くなることがあります。

とくに、睡眠時無呼吸症候群や呼吸器の病気がある方は、症状が悪化するおそれがあるため、服用を始める前に必ず医師へ確認してください。

発疹・かゆみ・顔やのどの腫れがある

睡眠薬を使用した後に、発疹、かゆみ、顔やのどの腫れが出た場合は、アレルギー反応の可能性があります。

また、まぶたや唇が腫れる、声が出しにくい、のどが詰まるように感じるといった症状にも注意が必要です。

とくに息苦しさを伴う場合は、呼吸に影響するおそれがあります。

このような症状がある場合は、健康被害につながるおそれがあるため、早めに医師や薬剤師へ相談してください。

強いだるさや皮膚・白目の黄ばみがある

睡眠薬を使用した後に、強いだるさや食欲の低下が続く場合は、肝機能障害に注意が必要です。

肝臓は医薬品の成分を分解する働きがあるため、負担がかかるとその働きが低下し、体調不良につながることがあります。

その結果、皮膚や白目が黄色っぽく見える黄疸などの症状があらわれることがあります。

このような症状がみられた場合は、早めに医師へ相談してください。

睡眠薬の副作用を抑えるために確認したいこと

睡眠薬の副作用を抑えるには、用量や服用するタイミングなど、基本的な使い方を確認することが大切です。

睡眠薬は飲み方によって作用の出方が変わることがあり、自己判断で使い方を変えると体への負担が大きくなる場合があります。

また、服用後の過ごし方や中止の仕方によっても、思わぬ不調につながることがあるため注意が必要です。

以下では、睡眠薬を使用する際に確認しておきたい注意点を見ていきましょう。

決められた用量を守り、自己判断で増量しない

睡眠薬は、医師から指示された用量を守り、自己判断で増量・減量・中止しないことが大切です。

決められた量を超えて服用すると、作用が必要以上に強まり、眠気やふらつき、健忘、もうろう状態などの副作用が出やすくなります。

また、体の動きや判断力にも影響しやすくなり、思わぬ健康被害につながるおそれもあります。

一方で、副作用が不安だからと急に中止すると、不眠が悪化したり、不安や落ち着かなさが強く出たりする場合があります。

効果が十分に感じられない場合や、副作用が不安な場合は、自分で調整せず、必ず医師へ相談してください。

服用後は作業せず、すぐに就寝できる状態で飲む

睡眠薬は、就寝前に必要な作業をすべて済ませ、すぐに眠れる状態で使用することが大切です。

服用後に作業を続けると、眠気が出ている状態で行動することになり、記憶が残りにくく判断力が低下することがあります。

また、筋肉の緊張をゆるめる作用により足元がふらつく場合があるため、夜間の移動や外出は避けてください。

睡眠薬を服用する際は、そのまま就寝できる環境を整えておきましょう

副作用が続く場合は薬の変更や減量を相談する

眠気やふらつき、健忘、頭痛などの副作用が続く場合は、我慢して使い続けずに医師へ相談することが大切です。

症状が続いている状態で使用を続けると、日中の生活に支障が出たり、思わぬ事故につながるおそれがあるため注意が必要です。

このような場合は、睡眠薬の種類や用量が体に合っていないこともあるため、減量や別の医薬品への変更が検討されることがあります。

医師へ相談する際は、副作用の内容や続いている期間を伝えることが大切です。

参考サイト

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